ヴィラサントリーニが「がっかり」と話題になっています。
白い壁と青い屋根が美しい、高知県の人気リゾートホテル。
SNSでは“まるでギリシャ”と絶賛される一方で、「中に入れない」「虫が多い」などの口コミも見られます。
せっかく行くなら失敗したくないですよね。
この記事では、ヴィラサントリーニが“がっかり”といわれる理由を整理しつつ、
実際に宿泊した人のリアルな口コミや、満足度を高めるための対策を詳しく紹介します。
読めば、ヴィラサントリーニを「行ってよかった」と思える旅に変えるヒントが見つかるはずです。
ヴィラサントリーニが「がっかり」と言われるのは本当?SNSの声を検証
SNSでは、「外観はすごくきれいだけど中に入れなかった」「アクセスが大変だった」など、ヴィラサントリーニに関するさまざまな感想が見られます。
特に写真を見て「観光地のように自由に出入りできる」と思って訪れた人にとっては、宿泊者やレストラン予約者しか中に入れない点が意外だったようです。
一方で、「本当に日本じゃないみたい」「海と白い建物のコントラストが最高」といったポジティブな口コミも多く見られます。
つまり、“がっかり”と感じるかどうかは、目的や期待の持ち方次第ともいえます。
観光目的で訪れる場合は制限があることを知っておく、宿泊する場合は予約時期に余裕を持つ——そのような準備次第で印象が大きく変わる場所です。
「写真映えするけど中に入れない」などの口コミが話題に
X(旧Twitter)や旅行サイトでは、「写真だけ撮って帰った」「門の前で引き返す人が多かった」という声もあります。
実際、ホテル内は宿泊客とレストラン利用者のみ入館できるため、写真目的だけでは敷地に入ることができません。
そのため「せっかく行ったのに入れなかった」というがっかり体験がSNSで広がっています。
ただし、これはホテルの管理体制によるもので、プライバシーを守るためのルールでもあります。
宿泊や食事を通して建物の中から景色を楽しむことこそ、ヴィラサントリーニの醍醐味とも言えます。
そもそもヴィラサントリーニとは?場所と特徴をおさらい
ヴィラサントリーニは、高知県土佐市宇佐町の高台にあるリゾートホテルです。
エーゲ海をイメージした白壁の建物と青いドーム屋根が特徴で、海を見下ろす絶景ロケーションが人気の理由です。
高知駅から車で約45分の距離にあり、公共交通機関ではアクセスしにくいため、車やレンタカーで訪れる人がほとんどです。
また、宿泊だけでなく、館内レストラン「Restaurant logue(ローグ)」も高い評価を受けています。
地元食材を使ったおまかせコースを中心に提供しており、“特別な日に行きたいホテル”として選ばれることが多いです。
③ 夏場は虫が多く、屋外で過ごしにくい
ヴィラサントリーニは山の上に位置し、緑に囲まれた自然豊かな環境が魅力です。
ただし、その自然環境ゆえに夏場は虫が非常に多く、カメムシや蜂などがバルコニーや外壁に集まるという口コミもあります。
「部屋の外に出られなかった」「虫が多くて食事中も気になった」という声も見られました。
ホテル自体は清掃が行き届いており衛生面の問題はありませんが、虫が苦手な人にとってはつらい季節です。
そのため、夏に訪れる場合は虫除けスプレーや長袖の衣類を持参するなどの対策をしておくと安心です。
また、冬や春先など虫が少ないシーズンを狙えば、より快適に滞在を楽しむことができます。
筆者の考えとしても、写真撮影や外の景色を満喫したい人には「寒い季節の宿泊」がおすすめです。
空気が澄んでいるため、エーゲ海を思わせる青と白のコントラストもより鮮やかに見えます。
④ 料理はおまかせコースが中心で好き嫌いが分かれる
ヴィラサントリーニの館内レストラン「Restaurant logue(ローグ)」では、
地元の食材を使用したフルコース料理を楽しむことができます。
一休.comなどの宿泊プランでも「おまかせコース」と明記されており、料理の選択肢は限られています。
そのため、「苦手な食材が出た」「子どもには合わなかった」という口コミも見られます。
一方で、「食材の旨味を最大限に生かしていて美味しい」「盛り付けが美しく非日常感がある」など、
料理の完成度を高く評価する声も多くあります。
筆者としては、グルメを目的に訪れるなら十分満足できるクオリティだと感じます。
ただし、食の好みが合わない人や、自由に食事を選びたい人は「食事なしプラン」を選び、
高知市内(車で約45分)で地元グルメを楽しむのもおすすめです。
コース制の上質な食事をゆっくり味わいたい人には、特別感のある時間になるでしょう。
⑤ 本館にエレベーターがなく、高齢者にはやや不便
ヴィラサントリーニは本館と新館に分かれていますが、
宿泊記や口コミによると、本館にはエレベーターが設置されていません。
階段での移動が多いため、荷物が多い人や足腰の弱い人にとっては少し不便に感じることがあります。
一方、新館にはエレベーターがあり、レストランも新館側に位置しています。
そのため、快適さを重視するなら新館の予約をおすすめします。
また、建物全体がサントリーニ島の地形をイメージした造りになっており、
外観の美しさの裏に「段差の多さ」がある点も特徴です。
筆者の見解としては、この“非日常感を体験するための構造”こそが
ヴィラサントリーニらしさでもあります。
ただし、体力や荷物の多さに不安がある場合は、
予約時に「新館希望」を伝えることで快適に過ごせるでしょう。
宿泊者のリアルな口コミまとめ
ヴィラサントリーニの口コミを調べると、「がっかりした」という声もあれば、
「夢のような体験だった」という感想もあり、評価が大きく分かれています。
ここでは、実際に宿泊した人たちのリアルな声をもとに、その違いを整理してみましょう。
「景色は最高だけど不便」などのマイナス評価
口コミサイトでは、立地やアクセスに関する不満が多く見られます。
「高知駅から遠い」「道が細くて運転が怖かった」「近くにお店がない」といった意見が代表的です。
また、「虫が多かった」「観光だけでは入れない」といった声も複数投稿されています。
こうした“がっかり体験”は、情報を知らないまま訪れた人ほど感じやすい傾向があります。
実際には、公式サイトにも「宿泊・レストラン予約者以外は入館不可」と明記されています。
リサーチ不足が原因で「期待とのギャップ」が生まれているケースが多いようです。
筆者としては、これらの不満は「知らなかったこと」からくる誤解に近いと考えます。
事前にアクセスやルールを理解しておけば、不便さよりも“特別感”として楽しめるはずです。
「非日常感がすごい!」と満足したポジティブな声
一方で、宿泊者の多くが高く評価しているのは「景色」「雰囲気」「料理のクオリティ」です。
特に海に沈む夕日や夜のライトアップは圧巻で、
「まるで本当にギリシャに来たみたい」と感動する声も多く見られます。
また、料理についても「食材の味が生きていて美味しい」「お皿まで芸術的」との評価が目立ちます。
こうした口コミを見ると、ヴィラサントリーニは“観光地”というよりも
“滞在型の体験施設”として訪れるべき場所だとわかります。
静けさや時間の流れを味わうことを目的にすれば、
日常を忘れるような贅沢な体験ができるでしょう。
つまり、ヴィラサントリーニで満足するためのポイントは、
「観光ではなく滞在を楽しむ意識」にあるといえます。
ヴィラサントリーニでがっかりしないための5つの対策
ここまで紹介してきた口コミを見ると、「思っていたより不便だった」「中に入れなかった」と感じる人の多くは、
事前の準備や情報不足が原因になっていることがわかります。
逆にいえば、ポイントを押さえておけば“がっかり”を防ぐことができます。
ここでは、宿泊前に知っておきたい5つの対策をまとめました。
宿泊・レストラン予約を事前にとる
ヴィラサントリーニは宿泊者とレストラン予約者しか敷地内に入れません。
そのため、観光気分でふらっと立ち寄ると門の前で引き返すことになります。
宿泊予定がない場合でも、レストランの予約をすれば館内を見学することが可能です。
ただし、人気が高いため週末や連休などは特に予約が取りづらくなります。
一休.comや楽天トラベルなど、複数の予約サイトをこまめにチェックし、
空室を見つけたら早めに押さえておくのが安心です。
冬など虫の少ない季節を選ぶ
虫が苦手な人は、寒い季節を選ぶだけで快適さが大きく変わります。
特に冬は空気が澄み、海と白い建物のコントラストがより鮮明になるため、写真撮影にも最適です。
実際、口コミでも「冬に行ったら静かで快適だった」という意見が目立ちます。
一方で夏は虫が多く、外で過ごす時間が制限されることもあるため、避けた方が無難です。
筆者としては、気候的にも過ごしやすい11月〜3月がベストシーズンだと感じます。
ヴィラサントリーニを100%楽しむコツ
ヴィラサントリーニは“写真映えだけのホテル”と思われがちですが、
実際には「過ごし方」を工夫することで満足度が大きく変わります。
ここでは、滞在をより充実させるための具体的なコツを紹介します。
写真撮影のベストタイムとおすすめスポット
写真を撮るなら、朝の光が柔らかい時間帯か、夕日のマジックアワーがベストです。
特に夕方には、海に沈む太陽が白い建物をオレンジ色に染め、幻想的な雰囲気を生み出します。
宿泊者限定のプールサイドやテラス席は、まさに「日本じゃない」と感じる瞬間です。
また、ホテル内のアーチ型通路や青いドアも人気の撮影スポットです。
人が少ない時間帯を狙えば、SNSでも映える写真を撮ることができます。
滞在中に体験できる魅力的な過ごし方
ヴィラサントリーニの魅力は、日常を忘れるような静けさにあります。
海を眺めながら読書をしたり、バルコニーでワインを楽しんだりと、
「何もしない時間」こそがこのホテルの醍醐味です。
夜には満天の星空が広がり、朝は波の音で目覚める——そんな贅沢な体験ができます。
観光地巡りでは味わえない“非日常の静寂”を求める人には、まさに理想の宿といえるでしょう。
筆者のおすすめは、1泊ではなく2泊以上の滞在。
時間の流れをゆっくり感じることで、ヴィラサントリーニ本来の魅力をより深く味わうことができます。
ヴィラサントリーニ周辺のおすすめ観光地
ヴィラサントリーニの周辺は観光スポットが少ないといわれますが、
少し足を伸ばせば高知ならではの自然や文化を感じられる名所が点在しています。
ここでは、宿泊と合わせて訪れたいおすすめスポットを3つ紹介します。
桂浜:高知を代表する絶景スポット
ヴィラサントリーニから車で約45分の距離にある「桂浜」は、高知観光の定番です。
坂本龍馬像と太平洋の大海原を一望できるロケーションは圧巻で、どの季節に訪れても絵になります。
近くには「坂本龍馬記念館」や「桂浜水族館」もあり、家族連れでも楽しめるスポットです。
口コミでも「ヴィラサントリーニの翌日に桂浜へ行ったら最高だった」「旅の締めくくりにぴったり」といった声が多く、
宿泊と組み合わせる旅行プランとして人気があります。
宇佐漁港:「竜とそばかすの姫」の舞台として人気
映画『竜とそばかすの姫』のモデル地として知られる宇佐漁港は、ヴィラサントリーニから車で約10分。
美しい港町の風景と、ゆったりとした時間が流れる雰囲気が魅力です。
春から秋にかけてはホエールウォッチングのツアーも開催されており、自然体験を楽しむことができます。
また、港の近くには新鮮な魚介を味わえる食堂もあり、「観光+グルメ」の両方を満喫できます。
口コミでも「景色と海鮮が最高だった」と評判のエリアです。
青龍寺:自然と文化が調和する歴史ある寺院
四国八十八ヶ所霊場の第36番札所「青龍寺」は、ヴィラサントリーニから車で約15分。
境内には約170段の石段があり、上まで登ると太平洋を望む雄大な景色が広がります。
木造の愛染明王坐像は重要文化財にも指定されており、歴史好きにも人気のスポットです。
また、第68代横綱・朝青龍の四股名の由来にもなったお寺としても知られています。
自然と文化が調和した静かな空間は、心を落ち着ける旅の締めくくりにもぴったりです。
まとめ:ヴィラサントリーニは準備次第で「がっかり」から「感動」に変わる
ヴィラサントリーニが「がっかり」と言われる理由の多くは、
「思っていたのと違った」「事前に知らなかった」という“期待とのギャップ”にあります。
観光目的で訪れる人にとっては入館制限やアクセスの不便さがネックですが、
宿泊をメインに計画すれば、その非日常的な景観や静けさは他では味わえません。
筆者の考えとしては、ヴィラサントリーニは“観光スポット”ではなく、“体験型リゾート”です。
海と空の境界が溶けるような風景、静寂の中で味わう料理、星空の夜——
どれも日常を忘れさせてくれる特別な時間です。
もし「がっかりしたくない」と思うなら、予約・季節・目的の3つをしっかり計画しましょう。
そうすれば、ヴィラサントリーニはきっと“行ってよかった”と思える思い出の場所になります。


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